高度な技術を必要とする硝子体手術において
当院は高い質と安全性を提供します

VITREOUS硝子体とは

硝子体とは眼球の中を満たしている成分で、無色透明のゼリー状の組織です。
眼球の形を保つ役割がある他、中に入ってくる光を屈折させたり、外から受ける圧力や刺激を吸収して和らげる役割もあります。

硝子体は加齢によって萎縮し、濁りやすくなります。
濁りが生じるとその影が網膜に写り、視界の中に黒い点やモヤのようなものが見えるようになります。
この点やモヤは目をつぶってもこすっても消えず、目の中が原因のため違う方向を見ても視線の移動に合わせて一緒に動いて見えます。
これは飛蚊症という病気でほとんどが生理的なもので心配は不要ですが、急に点やモヤが増えた場合など急な症状の変化があった場合は早めに一度眼科医師の診断を受けることをお勧めします。

MACULA黄斑上膜とは

この病気は黄斑というものを見る時の中心となる部分に膜ができる病気です。
軽度のものを含めると中高年者の内、28.9%の方が発症していると言われている珍しくない病気です。

症状

膜越しに見るため視力が低下したり、場合によっては膜が委縮して網膜にしわができるためものがゆがんで見えます。

原因

眼球の中を満たす硝子体が年齢と共に委縮し、黄斑部から離れていく(後部硝子体剥離)のですが、その際に硝子体の一部が黄斑に残ったままになり、それが分厚くなって膜になります。
症状が進行すると膜が縮んでいくため、そこにくっついている網膜にしわができます。このためものが歪んで見えるのです。

治療

眼球の奥にある黄斑部にできた膜が原因のため眼鏡やコンタクトレンズを使用しても見え方は改善しません。
治療のためには硝子体手術で膜を外科的に取り去る必要があります。

OPARATION硝子体手術について

硝子体手術は眼球の奥にある網膜や硝子体を外科的に治療する手術で、眼科の中でも技術が必要となる難しい手術の1つです。

具体的には目に0.5mm程度の穴を開け、そこから2本の器具を挿入して網膜や硝子体を治療します。
この手術の繊細さを日本眼科学会のHPで「ガムをティッシュぺーパーからはがすようなイメージ」と表現しています。
0.5mm程度の穴から器具を差し込んでガムをティッシュから剥がすことをイメージしていただくと難しさが伝わりやすいかと思います。

COMMITMENT硝子体手術のこだわり

当院の硝子体手術は高い質と安全性を提供することを大切にしています。

手術の質と安全性

院長が黄斑上膜の論文を書いた時にも明らかになったのですが、硝子体手術は非常に繊細で技術が必要となるため、合併症の発症率や術後の見え方の回復が執刀医によって大きく左右されます。

当院は高い質と安全性を両立するために、日本で一番多く硝子体手術を行っている藤田医科大学の堀口教授をお招きし執刀していただいています。

堀口教授について詳しくはこちらをご覧ください

痛みの無い手術

手術中は麻酔が効いているため痛みはありませんが、当院では麻酔の際の痛みも無くすためテノン嚢下球後麻酔という方法で麻酔を行っています。

この方法で麻酔を行うことで痛みが無く、しっかりと麻酔をかけることができます。

テノン嚢下球後麻酔について詳しくはこちら

手術の質と安全性

当院では手術に関する不安を少しでも減らすため、手術を検討されている患者さん全員に、手術の概要だけでなく、効果や危険性、その後の進行や費用などについて説明し、ご理解いただくことを大切にしています。

当院では単に病気を治すだけでは無く、安心して治療を受けていただきたいと考えているため手術の最中や術後でも安心していただけるような体制を整えています。

詳しくはこちらをご覧ください

AFTER手術後について

目の状態や手術の内容によっては入院が必要となることがあります。

退院してすぐに仕事やスポーツに復帰できるわけではありませんので、手術をしたからといって油断せず、医師の指示に従って通院をしてください。